さて変わってラーメンの市場調査。
結論から言うと【本物のラーメン屋はまだ来ていない】。というか、外食の日本チェーン自体がそもそもまだきていません。
なんちゃって和食、なんちゃってラーメンです。フュージョンならまだしも、それですらない。レベル的には日本人がルーマニアに行って一回だけ食べたルーマニア料理を記憶を頼りに作って店出してみました、みたいな感じです。(なぜルーマニアかというと、ちょうどこのブログを書いてる時にJETROさんからルーマニアのミッションのメールがきたから笑)
美味しくないラーメンを食べ続けるのは修行のようでした。
なので、本物のラーメンにチャンスがある!と思ってしまうのはだいたい海外展開で失敗する考え方。もちろんチャンスがあることはあるけど、ドバイという勝手のちがう土地でビジネスをするのは大変難しい。
今回はJETROのドバイ拠点からいろいろご縁を繋いでいただき、沢山の情報を頂くことができました。まず、日本に出ている日本の情報は全て統制されたものが出ているということ。ドバイはお金持ち、キンキラキンで何しても儲かる、というのは大間違い。そもそもドバイローカルなんて2割くらいしかいなくてあとは全部外国人。もちろん物価が高いのは高いし、そこそこみんなお金持ってるけど、何しても当たるわけでは当然なく、飲食はドバイではなかなか難しい。あんまりお客さんいなくてのほほんと経営して成り立ってるんだからやっぱりいけるんじゃないの?って思うけど、そういうところはお金持ちが趣味で持ってるから。レストランを持つことがステータスで、別に経営なんてどうでもいい。赤字でも持ってることに意義がある。そんなローカルをビジネスパートナーに選んじゃったらもうおしまい。
またラマダンと夏休み、人が基本的に街から消えるのでここ2ヶ月はビジネスにならない。つまり年間10ヶ月でビジネスを組み立てる必要がある。
また、ローカル狙うのか、欧米系外国人狙うのか出稼ぎ外国人狙うのか、で価格設定も違うし、立地も変わってくる。
そうやって考えると実はドバイでのビジネスはすごく難しいと思わざるを得ない。
もちろんチャンスもあるけど。
引き続き注目して行くマーケットです。